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立教60周年祈念例大祭斎行
投稿日時 2017-10-23 0:00:00
執筆者 taiwa2
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10月22日、午前2時に潔斎し、鎮魂を執行した。
今日の大御祭りのよろしきを大神に祈る。
御神託にて『宜しき祭りとはなん』の示しを拝す。
雨は静かに降っていた。
7時前に統理と打ち合わせにて、明るき心で楽しき祭りとせんことを共々に心に刻む。
私も7時30分には出立した。
道路の小幟旗に勇気をもらい、入口の新しき大幟旗の迎えに希望をもらう。
そして、大鳥居前に列立、参道の大幟旗8旗は天高く威風堂々に聳えていた。
如何なる雨風にも怯まぬ姿であった。
「ヨシッ」「ヤルゾォ」と心に祈る。
儀式は稚児着装の遅れがありしも、その可愛さは参列者の心を和ますに十分であった。
視線を南西方に向けると御山の紅葉が静かに降る雨に煙り、
何とも云えぬ風情を醸すに心穏やかに休まるを感応するものであった。
神拝詞に順じての祈りは、正に大和の祈り天地に満つるものであった。
立教60周年の称名奉唱にて殿内は神気に満つる感となり、
参列者全員での祈りの響きと太鼓と供奉員の振鈴の木霊は三次元の此の世より、
四次元、五次元世界の神霊界へと感交するものであった。
儀式後の祈祷殿での神輿2基の渡御も太鼓、笛、鐘のおはやしに乗り、
誠に賑やかに執行された。
祝餅、祝銭の振る舞いも熱気溢るる場となる。
清興に入りての太鼓演奏、祝舞、歌唱、大和歌劇団のパフォーマンスと、
全てが神人幸栄となった。
勇気と希望を拝する一日となった。
皆の明るい声と、はち切れんばかりの笑顔に手を合わすものである。
天晴れなる一日となった。
平成二十九年十月二十二日 教主
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