大和神道 大和教団

夏の恒例行事『出羽三山登拝』終了

投稿日時 2008-8-4 0:00:00
執筆者 taiwa2
夏の恒例行事である『出羽三山登拝』も、八月三日の清掃登拝を最後に無事終了した。

八十年に程近いこの伝統行事も、大きな陰りが見えてきた。

平成二年をピークに、その後は年々減少し、出羽三山神社もその厳しい動きに

如何とも成し難い状況である。

最大講中を誇っている我が教団も、往年の一割となってしまった。

時勢というもの、社会の変化という潮流の激しさを覚るものである。

日本人の敬神崇祖の家庭機構、社会機構の崩壊を感じずにはいられない。

良き家父長制度の見直しが必要なのではないだろうか。

親の面倒を見るのは当たり前であり、その絆は大切なものであると思う。

財産分与も当然、その比率に違いがあって然るべきであると私は思っている。

親は子供に迷惑をかけたくない、かけられないという想いをもち、

子供も皆で面倒をみるのが当たり前とたらい回しにする。

最終的には施設に預けてしまうことが多いと聞く。

親子の情愛というものなどそこには全くないように思える。

日本の家族制度といのも悲しいものになってしまった。

見せかけである楽な幸せばかりを望み、つかもうとしている。

情けない日本人の心になりつつある。

我が大和はこのような社会や人の心に、どう立ち向かうべきなのか。

時の遷り変わり、人の心の遷り変わりをよく観て、生きた宗教活動をしていかなければならない。

我が教団の三山登拝行においても、今、大きな大和信仰理念の具現の場として、

新たな講中の組織造りに入っている。

本年を境に年々と参加者は増員していくであろうことを確信するものである。

必ずや日本の古き良き伝統を守り通していく。



平成二十年八月四日  教主




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