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初月祭並びに御教事始之儀
投稿日時 2019-1-12 0:00:00
執筆者 taiwa2
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1月11日、風が冷たく寒い朝となる。
強風で本殿御神像台が倒れたという。
幅を狭く作りしごとも原因ではあるようだ。
お作り替えも検討せねばない。
境内の絵馬が飛ばされ、祈祷掲示板も倒れていた。
それなりに直す。
謹行133日目を行修した。
神光殿では『初月祭並びに御教事始之儀』が斎行された。
本年は統理一任との神意にて、私は慎み行場に入らせて頂いた。
私共は人が休んでいる時に働かねばない。
否、1年365日、毎日働かねばない立場にある。
安倍政権にて『働き方改革』を打ち出し、休め休めとの政策を打ち出している。
労基法にての問題もある。
ハードな仕事を強いる企業団体の横行もある。
法整備も必要ではあると思う。
しかし、私共のような宗教団体にはかなりの弊害があるも知らねばないであろう。
労働と神明奉仕という姿を一概に労働時間とするは、神明奉仕、
いわゆる対価のない奉仕の尊さが消滅することになる危惧がある。
宗教の精神文化が根底より崩されていく傾向にあるを承知せねばない。
雇用契約にてどこまで明文化されるかは明らかではない。
神社界、仏教界でも朝のお勤めの時間を8時30分とか9時に変化してきている。
大神様にお仕えする時間も、信者に対応する時間も全てが労働時間と課すなれば、
神明奉仕という宗教の観念とはかけ離れた世界となるは必定であろう。
神仏の世界、神霊の世界を知らぬ世の人となるであろう。
平成三十一年一月十一日日 教主
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