大和神道 大和教団

葬式の簡略化

投稿日時 2009-9-24 0:00:00
執筆者 taiwa2
「直葬」という文言を見た。

葬式仏教と云われるくらい死ねばお寺さんで弔う古き慣習の我が国において、

その慣習も崩れてきているという。

火葬場で誠に簡易な祈りで終える葬儀が増えているそうだ。

金銭的な問題だけではあるまいと思うのだが、世間の人々の心は人生最後の儀式である

葬儀にも心を向けないものと傾斜していることは否めない事実であろう。

寺の継承者にも事欠くようである。

檀那寺に相談もしづらい、できないのが当事者の心境であろう。

あえて相談をしなさいと云ってもその現状は変わらないようである。

昔人はお金がなくても葬儀は立派にやらねば故人に先祖様に申し訳立たない心が

あったものと思われる。

されど今はその心は稀薄になってきた。これも「物主心従」の姿であろう。

お金や物の経済面が優先され、目には見えない心・魂の想いは伏せられてしまったようだ。

これで本当によいのであろうか。日本危うきである。



         平成二十一年九月二十三日  教主




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