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秋の御行『六根大行』
投稿日時 2009-9-28 0:00:00
執筆者 taiwa2
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9月26日、27日と生き死二道の大事の中、秋の御行である六根大行が執行された。
参行者は昨年より10名余増えたという。
27日の葬儀のこともあり、昼過ぎに一人湯殿へ向かう。
金色に輝く稲穂を眺め、日本の原風景に心を癒される思いであった。
湯殿山参篭所前の朱の大鳥居前に移設された、開祖様が建立されし社号標に、
在りし日の開祖様を偲びて講義を奉行した。
90分間に及んだ講義は熱がおびるものとなった。
その後、美味なる夕食を頂き、早い時間に床についたが、
大きな地震のごときを夢想して目覚めた。
時計を見ると21時であった。
床に就いてから小一時間が経過した頃であったが、汗をかいていた
。夢の中で震度5弱かと思う自分がおり、様々な思いが去来する。
再度眠りにつき、今度は深夜0時前に起床。
これよりの湯殿山本宮での御行の仕度を整える。
満天星降る天空の下で二時間程の御行となった。
神言奉唱、振鈴の音が心地良く境内、山々、川の流れに共鳴する。
正に天地自然の神威を我が身に拝しての御行となった。
雨降れば雨の、風吹かば風の、全てが必要なるが御行である。
大國神社に帰還し、巡拝行を修し、祈祷行並びに浄霊行に入る。
太陽の日を一杯に受けての御行である。
世の中は人の生死あり、喜びあり悲しみあり、何事ありての時の流れである。
この時の流れの中で、信仰者は何事があっても力強く生き抜かなければならない。
修行を終え、千田理事の本葬に参列。
教職員、信仰者の多くの皆さんの参列も頂けた。
57歳という若さであったが、幸せな人生であったであろう。
良き家族に結ばれ、良き職場の縁に結ばれ、多くの人の感謝の心を頂き見送られた。
私も万感胸詰まる想いにて弔辞を申し上げた。
千田君、有り難う。
大和宗教樹立をすべく、更なる世の光たるを誓いてや。
平成二十一年九月二十七日 教主
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