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自ら生命の尊さを覚る
投稿日時 2010-6-28 0:00:00
執筆者 taiwa2
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先日、二十代半ば頃の女性の水子の慰霊を斎行申し上げ
霊代(みたましろ)に奉斎させて頂いた。
聞けば十七才に孕みし児という。
そしてその彼は二十才の時、交通事故で亡くなったとも。
そのような辛く悲しい過去を経ながら、
今度結婚することになったという。
これまでも祭事のあるごとに供養はされてきたが、
大國神社に斎(いつ)き祀り、幽冥大神さま、大和地蔵尊にお願い申し
更なる霊(ひ)の清めなし安らかに鎮まるを乞い願うものであった。
自らが生命の尊さを覚り心からの慰霊を仕え奉った。
御霊舎(みたまや)に奉斎させて頂きし祈りの折り、
清らかな涙が頬を伝うを見た。
水子の霊も若き母親の心からの御詫びの姿をきっと受け納められたものと。
今日を境に大國神社に安らけく鎮まり、
これよりの人生を見守り給うべく乞い祈むものであった。
平成二十二年六月二十七日 教主
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