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魂を太く豊かに
投稿日時 2006-12-2 0:00:00
執筆者 taiwa2
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新聞を見ると、毎日毎日子供への虐待・殺害、そして若年者の自殺が報じられている。
昨年の『栃木の女児殺害』は刺し傷が十二箇所にも及び、未だに犯人は捕まっていない。
このように最近の犯罪は、猟奇的残忍な犯行へと急傾斜しているようだ。
子殺し、親殺し、お金や物のために人を殺傷する金殺しと、
生命尊厳性を微塵も感じない人間が増えているのだろうか。
人間としての顔は持っているものの、心は獣にも劣るものと成り果ててしまっている。
欲望のなすがままに、自分を抑えきれずに犯行に及ぶのであろう。
誠に恐ろしい社会になってきている。
倫理・道徳、宗教的情操観念の欠落は、殊に少年少女の退廃堕落を生み、
学力の低下、人間性の低下に影響している。
そのような日本を眺めてほくそ笑む者や国は多いものと、私は危惧するものである。
家を守るのは家族、国を守るのは国民である。
他の家族や他の国ではないのである。
誰かが守ってくれるという甘い考えは捨てなくてはならない。
心を強く、魂を太く豊かにすることである。
平成十八年十二月二日 教主
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