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心の壁
投稿日時 2011-3-4 0:00:00
執筆者 taiwa2
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人間、感情的な思いが募ると心に大きな壁ができる。
その壁を取り除くは容易ではない。
自らの心を感情は大きく左右する。
人への怨み辛みも然りである。
その怨念を背負って幽界に旅立つとその想いは更に悲惨である。
顕幽の隔てなくその想いは作用し因縁となる。
私も多く人々の因縁解除をなしてきた。
身の気のよだつ恐ろしき“気”の流れもある。
祈祷による因縁解除は、事の善悪と神審(さにわ)する力が
未熟なればせぬことである。
人の善が霊への悪ともなりかねないを悟證せねばない。
今朝も二時起床、潔斎なして神和殿に鎮魂祈念す。
神殿奥の灯明、祝詞座左右の灯明が順に高く美しく昇り立つ、
奇毘なる神象である。
心霊との感交、交流の証左の一現象でもある。
祈りには力がある。神身となる力が働くのである。
ひな祭りの静かな朝、陽の光の中に雪が舞っている。
美しい日本の原風景である。
平成二十三年三月三日 教主
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