大和神道 大和教団

第二回・鎮魂巡行

投稿日時 2011-4-5 0:00:00
執筆者 taiwa2
四月四日、第二回目の鎮魂巡行に出た。

気仙沼教会を検分なし、大船渡教会から綾里へと向かった。

気仙沼教会は鹿折地区に在り、津波と火災にて黒土と化した街である。

周りは火の海、火の津波であったと地元の人たちは云う。

恐ろしい地獄絵図であったそうだ。

そんな中、教会は御神護にて凛として健在するは、正に神威開顕の社としか

云いようがない感動を拝し奉るものであった。

一階は津波にてかなり乱されていたが、神座は誠に美しきものであった。

その奇毘さに仰天するものである。如何に神々が護らんとされたか。

その大御心を知るばかりであった。

地元で建設業をされている信者さんと本部よりの清掃団が到着し、

一階のドロを流し、出来得る限りの清掃をさせて頂いた。

地元の信者さんの手配りには心より感謝するものであった。

大船渡教会も気仙沼教会と同様に無事であった。

綾里も広洋館、村上別当さん、立石明神社ともに無事であった。

部落の方々も一人も災害なしとの朗報に安堵した。

沿岸部では開祖様の記念碑の一つが海にさらわれ、

修行地の岬が大津波の被害にあわれた。

大倒木の松の木も一切合切さらわれており、

今回の津波の厳しい様を物語るものであった。

余りにも厳しい天変地異の事象に、手を合わせ祈るばかりであった。

されど、必ず我が民族は立ち上がり、必ず復興することを心に期すものである。

身罷りし方々のご冥福を祈り、

被災者の皆さまに対して心よりのお見舞いを申すばかりである。



        平成二十三年四月四日  教主




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