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『何事かあれば教団へ』
投稿日時 2011-6-12 0:00:00
執筆者 taiwa2
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六月十一日は大変有り難い日であった。
私が過日願い上げていた精美事業に奉納ということで持参下された方がいた。
その方は仙台の宮城野区に住む方であったが、今度の地震でかなりの被害を受け、
家の中は片づけることも満足にできておらず、屋根も扉も業者さんが来てくれずに
難儀されているという。避難所生活も四日間ほどなされたそうだ。
その様子を詳しく尋ねさせて頂いた。
私共が手を差し伸べているつもりでも、
このような身近な所で苦労をされていた方がいることを初めて知った。
『何事かあれば教団へ』という教化が行き届いていないことを口惜しく思った。
そのような身の上の方がわざわざ奉賛金を持参して下された。
熱い想いが込み上げるばかりであった。すぐに大前に奉告させて頂いた。
また婦人部の皆も見舞金と私の誕生祝いを持参された。
私は六月十九日で六十七歳になる。
本年はお祝いを自粛させて頂くことにしたが、有り難いことであった。
感謝するばかりである。
平成二十三年六月十一日 教主
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