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人間ではない人間
投稿日時 2011-9-22 0:00:00
執筆者 taiwa2
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九月二十一日、恐ろしい新聞記事を読んだ。
『十六歳少女覚せい剤使用容疑で先月逮捕。「母親に勧められた」と
道警に供述。売春の強要も』という内容であった。
この少女は小学六年の頃より母親より『金を稼いでこい』と命じられ、
売春を繰り返していたようだ。
今年六月頃に体調を崩した際、「すっきりするから」と覚せい剤を
勧められて使い始め、十回ほど養父に注射されたとも書いてあった。
腹を痛めた我が幼子にである。
世も末とはこういうことをいうのであろう。
恐ろしい世の中になったものである。
未成熟な娘が未成熟なまま身ごもって子供を産む。
自分の快楽の為には善悪の見境なく欲望のままに行動する。
自分だけならいざ知らず、我が子にもである。
人間ではない人間、人間ではない人が人の仮面を被って生きている。
これが恐ろしいのである。
これからもこの類の人間は増え続けていくであろう。
尊き生命を頂きながら、必然的に不幸な人生を送らなくてはならない
受難の時代に分け入った子供等を、私たちはどうすることができるであろうか。
未成熟なままに体のみ成長する人間等をどう教化できるのであろうか。
よくと考えていかなくてはならない時がきている。
平成二十三年九月二十一日 教主
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