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生命の尊厳
投稿日時 2007-5-19 13:10:00
執筆者 taiwa2
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五月十五日、青森に本部を置く宗教団体の初代教主の十年祭式典に参列させて頂いた。
同じ宗教者として心より敬意を示すものである。
夜遅くに帰宅し、誠におぞまじき事件を知った。
会津若松の高校生が事もあろうが、自分の母親を惨殺し、首を切り落とし
袋に入れて警察に自首するという事件である。
人の生命の尊厳性は全く失われてしまったのであろうか。
否、尊厳性の教育がなされていなければ、養う力が生まれないのではないだろうか。
全ての原因は親の教育・躾にあると思われる。
昔の子供は親の背中を見て育つと言われたが、今は一から十まで指導しなければ
「何もできない」「何も解らない」「何も判断できない」子供が多い。
人間としての『生きる力』が全く機能しなくなってしまったのかもしれない。
世の中、物質的に豊かになり、便利になってきたことと引き換えに、
生物としての本来の力が失われてしまったのだろうか。
取り戻すには長い年月がかかるであろう。
無念ではあるが、私たちにできる限りを尽くしていきたい。
平成十九年五月十八日 教主
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