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希望格差社会の未来図
投稿日時 2013-3-7 0:00:00
執筆者 taiwa2
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3月6日、新宗連主催の「第24回・教団人セミナー」に参加させて頂いた。
テーマは『希望格差社会の未来図〜新しい生き方を考える〜』とのことで、
中央大学文学部教授の山田昌弘先生が90分ほど講演された。
私たちの高度経済成長期とは大分様変わりをしてきた。
「大学を出ても希望する会社へはなかなか入社できない。家庭を築けない。子供を育てる経済力がない。」
など、『ナイナイ尽くし』の社会情勢を観る想いであった。
これからの仕事は、機器を作るか、その機器に使われる仕事しかなくなってゆくのではないかと懸念されていた。
宗教者は何が出来るか。
夫々の先生方が夫々の考え方を述べるも結論めいたものは当然出せるものではなかった。
人と人との縁のパイプを太くする。
まず家庭の縁の絆を構築せねばないことは絶対の条件であろう。
携帯、パソコン等の化け物化した無機質なものに『のめり込む』現象の転化を
図ることから進めていかなくてはならない。
人間は生身のものであり、呼吸=息している生き物である。
息せぬ無機質の機器に踊らされてはならない。
全て事するのは人間である。
その人間の心根を正さねば解決はない。
宗教者として何が出来るか。
新しい生き方であろうが、古い生き方であろうが、心の有り様や考え、その支点を整える教育であろう。
いわゆる『生命の教育』こそ要となると私は断ずるものである。
その生命の教育こそ大和の宗教である。
今日は楽しく勉強させて頂いたことに感謝するものである。
平成二十五年三月六日 教主
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