大和神道 大和教団

伊勢・吉野参拝への旅

投稿日時 2013-9-5 0:00:00
執筆者 taiwa2
8月31日より9月2日に至る2泊3日の行程にて、伊勢・吉野の参拝に参加した。

今回は伊勢神宮の外宮にてのお白石持ち行事と金峯山寺にて新管長にご就任なされた

五條覚照先生へのご挨拶、吉野神宮、石上神宮の正式参拝である。

31日は名古屋の中部国際空港まで飛び立ち、あとはバスでの移動であった。

伊勢の猿田彦神社にて自由参拝をなし、勢乃国屋さんで昼食後、神宮会館の相撲場にての結団式に参席、

二見輿玉神社にてお清めを受けて、神宮会館に戻って夕食となった。

初日は雨が心配されたがよい日和となった。

私と教母、総監の3人はパールピアホテルにて宿泊をさせて頂いた。

改憲派と云われる日大法学部教授の百地章先生ご夫妻とご一緒になり、親しくご挨拶させて頂いた。

近い折に是非とも新宗連にてお話をと望むものである。

これまでは護憲派の学識者の話ばかりであったので、両方の考え方をお聞きする必要があると私は思っている。

新宗連は国家観をも超えた次元で協力のできる団体を私は観じている。

教母は暑がりなので冷房をかけるのだが、私は余り必要としない。

少々風邪気味でもあり難渋した。

9月1日、午前0時前に感応して潔斎、身を整える。

教母より『何しているの』と問われ、我に返る。

2時間程の眠りであったが実に爽やかであった。

再び就寝し、ホテルを7時に出発して奉曳場へ向かう。

教団の人等はすでに集合列立していた。

8時に伊勢局長の挨拶後、奉曳行事が始まり、木造り歌にのり、

『エンヤ、エンヤ』の掛け声と共に30分程曳いた。

皆も汗だくであった。

この日も予想を覆してよい日和であった。

横尾君の機転により私は采を振らせて頂いた。

実に気分がよいものであった。

采を振っていると9年前のお木曳行事を想い起こすものであった。

白布を頂き、その上に清められたお白石を乗せて念じながら御正宮の新殿西側他に敷かせて頂いた。

黄金に輝くばかりの御正宮を心に映じ刻ませて頂いた。

この後、外宮御正宮の御垣内参拝をなし会館へ戻った。

御正宮は20年の風雨に耐えられた大屋根のそこかしこが傷まれていた。

感謝するばかりであった。

解団式、直会の後、私共は奈良吉野へ出立、吉野神宮の河崎宮司ご夫妻の

温かきおこころにお迎え頂いて正式参拝をさせて頂いた。

今年は美味なる焼餅を頂き乍ら、後醍醐天皇と昭和天皇の奇しき縁り日である9月27日についてお話し下された。

この日は東南院さんに参籠させて頂き、金峯山寺元管長であられる五條順教先生の御霊前に手を合わせさせて頂いた。

9月2日、5時45分より祈願・慰霊行を執行した。

朝食後、この8月1日付で金峯山寺の新管長となられた五條覚照先生にご挨拶申し上げ、

教団との奇し毘なる御縁りや、私が修行させて頂いたお話など楽しい時間を過ごさせ頂いた。

この後、本堂にて執行長・五條良知先生の導師にて護摩祈祷を拝受した。

雨煙る蔵王堂は一服の墨血となる。

その後、石上神宮を正式参拝し、ご案内の中で禊場を見せて頂いた。

これは私が申し出によるものであり、大変参考になった。

神職の鎮魂修行の斎場となる石上神宮の霊威を少しく感体したいものと事図るものであった。

私の此度の参拝の目的は全て達成できた祈蹟開顕であった。

御神導、御神助に、そして関係者に感謝するものである。



         平成二十五年九月四日 教主




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