大和神道 大和教団

第5回皇居勤労奉仕

投稿日時 2016-3-5 0:00:00
執筆者 taiwa2
2月29日午前10時より、大國神社にて第5回皇居勤労奉仕出立式を執行した。

本年は19名の参加者である。

昨年は先がけて、靖国神社合同慰霊祭をお仕えしたが、今年は板橋道場に直行となった。

3月1日、皇居勤労奉仕がいよいよ始まった。

初日は赤坂御用地の御奉仕となった。

11時頃には畏くも皇太子殿下の御会釈を賜った。

団長として私は3度目のお言葉を賜った。

些かの緊張と慎みを心するものである。

本年は万歳三唱の任はその流れにては辞する事の御神託に是れ順うものとした。

結果5団長が希望、じゃんけん勝負となった。

担当官に後日尋ねると、今は若い人の団長も多くなり、自己主張が強くなっているとも話されていたが、

何れにしてもこのように各団長に親しくお言葉を拝し奉るは国民の一人として有り難き極みではある。

私共は午後よりの奉仕も休憩所近くにて腐葉土を造る作業となった。

3月2日、担当官より天皇陛下はインフルエンザにて御会釈は叶わずとなったが、

皇后陛下が窓明館(休憩所)にお出ましあそばされお言葉をおかけ下されることになった。

午前11時、御車が静かに停止され窓明館のドアが開かれお立ちになられた。

天皇陛下の御会釈の際は半歩下がりてのお立場であらせられるが、

被災地などでお声がけ下されるごとの誠に勿体なき立ち位置にて、被災地の私共をお労い下された。

仙台にも行啓下されることのお言葉を拝し奉った。

夫々の奉仕団のことをよく見知りおきての温かいお言葉を賜り、大き感動の場となった。

皇太子様、そして皇后様の国民の幸せを希われしお姿そのものであらせられた。

結びに『今日の皆さんのこと、陛下にお伝え申します。』とのお言葉まで私の真正面にて頂いた。

私の魂の震えを覚えるものでもあった。

今日も勤労奉仕ならではの有り難きを賜った。

3月3日、奉仕3日目は東御苑辺り、3月4日は吹上御所の清掃奉仕をさせて頂き、無事4日間を終了した。

私と鏡君、遠藤教師は宮内庁にて天皇陛下、皇后陛下よりの賜物伝達を拝受し、

窓明館にて団員一人一人に授与申し上げた。

天候に4日間とも恵まれ、暖かい春の陽射しの下での奉仕に感謝するものであった。

テレビ報道にて、3月中旬頃に福島、宮城県に行啓あそばされ、被災地を御励ましになられるとのことであった。

ご健康となられしに手を合わすものであった。

大和奉仕団に感謝です。


  
         平成二十八年三月四日 教主




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