大和神道 大和教団

大市山開山50周年・春季例大祭斎行

投稿日時 2014-5-4 0:00:00
執筆者 taiwa2
5月2日、前日祭が統理斎主の許、午後2時より斎行された。

私は儀式後の4時頃に準備されていない点を聞きつけて急ぎ山へ上る。

直会中の教師をも召集し、テント、胡床等々を舗設させた。

マイク状況も実地検分を行った。

5月3日、実に爽やかな新緑の香りもかぐわしき朝を迎える。

空は雲一つない快晴に恵まれた。

私も早めに山へ入り、一通り目を配り、大鳥居前階段の小砂利を掃き清めさせて頂いた。

巡拝をなし、祈祷殿へ。

直会机が一列不足にて総監等も呼んで指示、舗設をした。

やはりいろいろ手抜かりがある。

神輿担ぎ手の着装看板もなかった。

急ぎ参集殿一階フロアの看板を出す。

神輿諸役の大半が乗っているバスが一時間も遅れ、着装ギリギリで習礼もままならずとなった。

諸々の予期せぬことがある中で儀式斎行となった。

本祭も統理が斎主にての斎行である。

本殿の拝殿は回廊も階段下にも参拝者が溢れていた。

一時間半程の儀式後、いよいよ神輿渡御である。

先導者が誘うも最初は皆が動き得ず、私が先導者に号令を掛けることにも相成った。

されど、神輿を担ぎ、綱を持つ人も次第に調和し、リズムがとれるようになると、

御神像神輿の真中に立つ大梵天が大きく揺らめき、倒れそうになるくらいの勢いがついてきた。

12体の御神像も転げ落ちそうな勢いであったが、大事なく45分の渡御が終了した。

担ぎ手50人余は交替の間もなく担ぎ続けざるを得なかったようである。

350キロもあるであろう神輿である。

終わりて地べたにへたり込む人もいたが、その顔は達成感に満ちていた。

ご苦労様でしたと声を掛けずにはいられなかった。

従来の大小の神輿も粋輿連の皆様、少年剣道参加の少年少女にて境内を巡り、宮入りした。

大発声の掛け声で迎えさせて頂いた。

諸々の問題もあったが、怪我災難なく修祭できたのは何よりであった。

直会も祈祷殿一杯に、境内地、参集殿と思い思いの場で楽しまれたようである。

御神導・御神助に、そして協力奉仕者に感謝するばかりである。



         平成二十六年五月三日 教主




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