我が国の国技である相撲界に野球賭博行為が蔓延していた

ということが発覚して久しくなる。

ここにきて日本相撲協会理事長代行に元東京高検検事長の

村山弘義氏が指名された。

名古屋場所を控えどこまで浄化作用ができるかであろう。

裏社会との関りはなかなかに断つは難きことであろう。

政財官教法界、あらゆる階層に悪は潜んでいる。

それも全ては人間の心の動きである。

金取物質万能主義となりし価値観に捉われし人間の

限りなき欲心によるものである。

宗教に預かる者においても地位、名声に溺れるものである。

“財・色・食・名・住・風”の人間の欲望は

なかなかに解脱するは難儀である。

それが為の修行でもある。

“浄明正直”の心を常に磨かねばならない。

少しの油断の中に悪しき者は醸す。

世も悪しきを心の鏡とし自省致さねばと思うものである。

相撲は神事なるを悟證して頂きたいものである。


　　平成二十二年七月六日　教主