教主様のお言葉 - taiwa2さんのエントリ |
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2011/04/15
大和の教師かくありなん
執筆者: taiwa2 (12:00 am)
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四月十四日、気仙沼市魚町に住む信者さんの母親の三十日祭と併せて、 霊魂安定の祈りを捧げさせて頂いた。 この母親は気仙沼の布教当初よりの篤い信仰者で、 ご夫婦共に教師として多くの方々を導かれた人でもある。 九十八歳の天寿を、先月の十六日に全うした。 魚町は気仙沼港に程近い商店街の一角であり、 十一日の巨大地震による津波に襲われて 家族が九死に一生を得た人たちである。 母親が 「不自由な我が身に構わずに逃げなさい。私はもう十分生きたから」 と息子夫婦を逃がしたという。 我が身を捨てる覚悟でご夫婦を救われたその気丈なる精神に 私は大和の教師たる姿を観る思いがした。 翌朝早くに息子夫婦が母親の元へ駆けつけた時、 しっかりと目を開けられて応えてくれたという。 役所や自衛隊の方に救護され、奥さんの身内の家に数日間穏やかに過ごされ、 十六日の朝に静かに手を合わせられ 「有り難うございました」と祈るが如き姿で身罷れたという。 大災害にも気落ちせず、誠に穏やかな死に様であったそうだ。 大和の教師かくありなんであった。 必ずや開祖様の元にて、共に護り神となられるであろうことを 祈り上げるものである。 平成二十三年四月十四日 教主 |
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