教主様のお言葉 - taiwa2さんのエントリ |
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2008/06/02
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執筆者: taiwa2 (12:00 am)
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水無月に入った。 六月一日の祈願祭奉仕の為に四時十五分に教務支庁を出る。 神社までの道のり、鳶の出迎えがあり、私の車の上を伴走するがごとく飛んでいた。 また、開祖様の奥都城前駐車場にて、うぐいすの美しい鳴き声に迎えられた。 雨上がりの実に清々しい神気に包まれた大國神社であった。 本宮の階段では一人の婦人が掃き清められていた。美しい奉仕の姿である。 祈祷殿に座すと、東方位辺りに何とも穏やかな光が漂っているのを感応する。 誠に心地よいのである。これまでに感じ得ない現象であった。 この日の祈願祭は和光に包まれての祈祷となった。 六月は本教における特別神事である『禊祭』が斎行される。 大神の大愛の中での祭事行事となるを乞い希うものである。 大和の祈りが光り輝く世の中を、そして大和の心を作るべく、 神に仕え賜わなければならない。 平成二十年六月一日 教主 |
2008/05/30
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執筆者: taiwa2 (12:00 am)
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『出会い系カフェ』というものの存在を新聞で初めて知った。 現代版遊郭といったようなものなのか。マジックミラー越しに、 くつろいでいる女性を食い入るように見つめて物色する男性が、 次々とカップルとなって街に消えていくという。 「さぁどうぞ、ここは男性達の水族館。美女の園です」 「ここは出会いの場を提供しているだけで、法律には触れていません」 と、経営者は語っていたが、デートクラブと認定され、十八歳未満への場所提供は 条例違反と判断された。 フロアには十六?十八歳のブースもあり、ケーキを食べながらくつろいでいる 女子高生の姿があるという。 「今日はおじさんにカバンを買ってもらった」と、屈託のない笑顔で語る女子高生。 新聞掲載された女子高生の顔を隠した写真が何ともおぞましい。 お金や物で簡単に体を売る。そして性的に早熟になっていく。 知的道徳観念とのアンバランスが人としての道を瓦解させていく。 恐ろしい社会になったものだ。日本民族の瓦解であり解体である。 平成二十年五月三十日 教主 |
2008/05/20
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執筆者: taiwa2 (12:00 am)
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五月十七?十八日にて、本年度の三大行初行である「みそぎ大行」が 岩手県大船渡市綾里の郷にて執行された。 本年は里の鎮守社である立石神社の境内地に立石大神顕彰碑を、 また仙台石を用いて開祖様御修行の地としての記念碑を建立させて頂いた 奉告祭も斎行させて頂いた。 立石神社をお守りされている自治会の皆様、そして別当様のご理解を得ての工事であった。 誠に有り難きことである。 このためにご尽力下された廣洋館会長様、私有地を貸してくださった別当様、 熊谷様に重ねて感謝申し上げる次第である。 出発日未明より雷を伴う強い雨が降っていたが、修行地に到着する頃には晴れ上がり、 良い日和となった。 翌朝の海入りの禊では東の空に竜雲が現れた。 昇陽を拝し、海水は透き通ったように綺麗な水であった。 厳しき冷たさではなく、誠に穏やかな海での禊行であった。 平成二十年五月二十日 教主 |
2008/05/15
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執筆者: taiwa2 (12:00 am)
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ミャンマーのサイクロンによる被災死者三万八千人超、中国四川大地震被災死者一万四千人超と、 その被害は拡大するばかりである。 被害者の方への心よりのご冥福と一日も早い復興を願わずにはいられない。 ミャンマーも中国も人道救済の善意を受け難い事情があるようだが、如何したものか。 刻一刻と支援救済が遅れれば、死者は増えるばかりであろう。 人を救わせて頂くのに、お国柄とか、政治思想とか、そんなことにこだわっていること自体、 私には不可解なこととしか云いようがない。 国の前に死にそうな人がいれば、手を伸ばしてやるのが人間としての情であろう。 あとのことは受け入れてから考えればよいことではないだろうか。 正しきことも視点を変えると正しきこととは言い難きものとなる。 正邪、善悪を超えた世界に、人としての心のありようがあるのを覚らなければならない。 平成二十年五月十四日 教主 |
2008/05/09
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執筆者: taiwa2 (12:00 am)
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北京オリンピックの聖火リレーが喧騒を醸すなか、エベレストに聖火が登頂したという。 そんな中で、中国の胡錦涛主席が来日した。 歴代首相や関係者とも会議をなし、親日的友好場面が映像に写し出されている。 しかしならが、チベットの人権問題、日本の食生活危機的問題など何一つ先が見えていない。 日本の外交は何故弱腰なのか。 政治的に国民に知らせることのできない問題が秘められているのであろうか。 自国のみの利益追求の外交にあって、日本は日本流の外交手段であってよいのか。 私たち宗教に携わる者は政治には余り関与しないほうがいいのかもしれないが、 憂い大なるは紛れもないことであろう。 人間の心には善もあれば悪もある。人間社会にも裏もあれば表もある。 正なることも視点を変えれば悪にもなる。誠に不可解なる事象でもあるのである。 平成二十年五月九日 教主 |
2008/05/07
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執筆者: taiwa2 (12:00 am)
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ゴールデンウイークも終わり、レジャーや家族サービスで疲れだけ残った人も多くいることであろう。 連休中に交通事故で命を落とす人も年々増えているという。誠に痛ましい限りである。 楽しみが一転、悲しみに変わってしまう。 同じ交通事故でも、自らの不注意で起こしてしまう人もいれば、他人に巻き込まれてしまう人もいる。 注意してもしきれない事故、災いが多々起こるのである。中には九死に一生を得る人もいる。 何故にこれほど生死に天と地ほどの開きがでるのであろうか。 目に見えない世界の働きが、何かしら善きも悪しきも顕現されるのではないだろうか。 私は自分の修行の境地にて、その事象を実感せざるを得ないのである。 自分という身魂に大なり小なり御蔭を、そして御影を映じ落とす存在を実感すべきであろう。 平成二十年五月七日 教主 |
2008/05/04
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執筆者: taiwa2 (12:00 am)
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五月三日、春の大祭が五月晴れの中で斎行された。 雨模様の厚く重い雲が立ち込めていたが、予報を覆しての晴天に恵まれた。 本当に有り難いことである。 ゴールデンウイーク後半の初日となり、一般の参拝者は昨年に比べて少なかったようだが、 信仰者の方々はたくさん来られていたようだ。 儀式の時は席が足りずに立ち見での参列者もいたようで、気の毒をかけてしまった。 毎年恒例の少年剣道だが、聞くところによると生徒の数が減少しているとのことである。 日本武道を稽古したいと願う少年少女が減少し、親もその方向に子供を導くことが 稀薄になっているのかもしれない。 男の子は放っておくと女性化すると言われている。 男が男らしく育つには鍛え上げなくてはならないのである。 今の世、何故か男性の女性化が目立つ。私には正直のところ、不快極まりない現象である。 神代の時代より「男は男らしく、女は女らしく」生きることを説かれているのである。 平成二十年五月四日 教主 |
2008/04/25
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執筆者: taiwa2 (12:00 am)
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山口県光市の母子殺害事件で、被告である元少年に死刑判決が下された。 被害者家族である本村洋さんの一言一言に厳しい心中を察するに余りある。 「死刑の存廃が騒がれるようになるかもしれませんが、刑罰をどのようにすれば社会が 安全で平和な環境を作れるのかを考える契機になることを願います」 「遺族としては満たされたのですが、社会にとってみれば事件をめぐり私の妻と娘、 そして被告の三人の命が奪われることになるわけで、これは明らかに社会にとって不利益なことです」 弁護団も何故に加害者に偏った弁護をするのか、弁護に値するのか否か。 人が人らしく生きる真の人権尊重の立場に立って考えて頂きたいものである。 人間の心には善と悪、神魔同在の正体がある。 ややもすれば悪・魔にとりこまれる弱き正体がある。 社会の悪への厳しさがなければ自制難きなるも人間であることを心に留めなければならない。 本村さんにはこれからも力強き信念をもって生き抜いて頂きたいと願わずにはいられない。 平成二十年四月二十四日 教主 |
2008/04/23
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執筆者: taiwa2 (12:00 am)
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四月二十日より二十二日までの二泊三日の日程で、出雲大社御殿遷座祭・奉祝祭並びに 金峯山寺、吉野神宮参拝の旅に出立した。 出雲大社仮殿遷座祭においては、私も供奉員として奉仕させていただいた。 尊い御幣をご奉持させて頂き、儀式後には稜威込もった御幣を有り難く賜った。 教団参加者は篤志団体として定められた場所に持参してきた座布団を敷いて、三時間半の間、 厳しい寒さの中で無言の行をなし、御神体が御仮殿に運ばれる姿をお迎えしたそうである。 嗣親と大久保教師の話によると、御本殿北方位に神龍象の霊形を見たという。 北斗七星が輝く空。満月の光にて天恵を得る地上。木立よりは古代から神鳥と云われている 「ふくろう」の鳴き声が響く。その情景はまさに太古の姿そのものであった。 六十年に一度の大遷宮仮殿遷座に参列奉仕させて頂いたことは、本教にとって 誠に有り難き御神縁を拝し奉るものであった。 千家管長様の心温かきお言葉を賜り、涙こぼれる想いであった。 金峯山寺奉拝にても、金剛蔵王大権現・神変大菩薩の懐に抱かれて、 柳澤先生と田中先生との楽しい語らいをさせて頂いた。 そして吉野神宮正式参拝にては、河崎宮司の有り難きお心を賜り、無事に仙台へと戻った。 御神導を賜った、誠に素晴らしい参拝の旅であった。 出雲大社の壮大なる御本殿の奉拝に、我が開教神大國主大神の広大無辺なる神威を感得し、 必ずや大和の御教えを天地に満つるべく邁進することを誓うものであった。 平成二十年四月二十三日 教主 |
2008/04/14
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執筆者: taiwa2 (12:00 am)
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四月十二日、百日修行も九十九日目を迎えた。いよいよの感である。 油断禁物としながらも、背筋を少し痛めてしまったようである。 巡拝行で開教社まで来たとき、「ホーホケキョ」というウグイスの初鳴きを聞かせて頂いた。 誠に気持ちよい響きであった。 おだいこくさまからの祝福であると勝手に思わせて頂くことにする。 さらに、奥都城辺りで第二声を聞いた。 これは開祖様の祝福であったのであろうか。 四月十三日、ついに百日修行が成満した。 五時からの謹行と巡拝行には有り難いことに、五十人程参行くだされた。 「六根清浄」の巡拝行での掛け声が御山に心地良く響き渡った。 何はともあれ、一月五日より四月十三日までの百日間を無事に修了できたことに感謝である。 冬の厳しい雪中での行から、春のかたくりを観る季節の移ろいを感じながら、 修行をさせて頂いた。 大久保教師をはじめ、私の行を支えて下された教職員、教信奉者に 心より感謝するものである。 平成二十年四月十四日 教主 |