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教主様のお言葉 - 最新エントリ
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2006/08/22
カテゴリ: Miscellaneous : 

執筆者: taiwa2 (12:00 am)
日本の夏もようやく終わった感がある。

お盆の帰省ラッシュ、甲子園のたたかいと。

それにしても、なぜこれほど多くの人たちは

競って帰省するのだろう。

うだるような暑さの中、交通渋滞や事故の危険を顧みず、

人々はひたすらふる里を目指す。

日本ならではの風景であろう。

来、日本人は生者のことだけを考えていればよい、

という民族ではない。

人が人として生き生きと生活していくためには、

常に亡き人のことを想っていくべきだと考えてきた。

つまり、ご先祖から親、親、親と生命(いのち)が伝わり、

今を生かされていると感じてきたから亡き人を悼むのである。

ふる里を遠く離れていてもお盆にはご先祖の御霊を

お迎えするために帰ってくる。

お正月には神社にお参りをする。

生者と死者は目には見えないがきちっと繋がっているのだ。

幾百年幾千年と続いたこの習俗が断ち切られたら、

私たちは日本人でなくなる。

そして久方ぶりに親兄弟が顔を合わせ、家族の絆を確かめ合う。

ここに日本人の原点がある。

て、甲子園球児たちの熱闘も早稲田実業の優勝で決着をみた。

球史に残る名勝負であった。

暑さを忘れさせ、多くの国民に感動を与えてくれた。

早稲田実業、駒大苫小牧の決勝戦、引き分け後翌日の再試合、

勝敗を超えたこの爽やかなたたかいのなかに、

多くの国民はある種の武士道精神を垣間見たのではなかろうか。

これに至った両校の努力精進こそが、両チームの選手たちの

生涯の宝となるであろう。

この若竹たちは、これから天に向かって真っ直ぐに伸びてほしい。

輝ける日本の有為な人材として。感動の夏であった。


          平成十八年八月二十二日  教主

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