１１月２９日、６時前頃に太陽が昇り、美しい太陽を望みての日拝鎮魂を行修した。

今朝も３時頃より潔斎、鎮魂祈念行をなす。

どこの地にても修行はなさねばない。

今朝で８３４日、１６５８座の行修となった。

朝食後、９時前に内宮御垣内参拝を仕えた。

誠に清明、太陽の陽光に御神光の輝きを神殿に観るは、

我が身魂の清まりて神威を拝受する有り難き神庭となった。

感謝である。

１０時前に出立し、吉野へ向かった。

参籠せる東南院さんへ到着し小休憩後、金峯山寺寺務所にて

五條良知管長猊下にご挨拶申し上げ、しばし談じた。

この後、管長猊下導師の下、護摩祈祷を拝受した。

此度の八千枚護摩修法の行の力を観させて頂いたものであった。

順教先生の願文の御声のごと伝わる奇毘さをも体感させて頂いた。

有り難きご祈祷に手を合わさせて頂いた。

夕刻の６時より、祝賀直会に入った。

五條良知管長猊下の昨年の管長就任、並びに大護摩行成満のお祝いを教団信徒皆で申し上げた。

皆で喜びを共有させて頂いた。

益々のご活躍を乞い希うものである。



　　　　　　　　　平成二十八年十一月二十九日　教主

１１月２６日、２７日と一年の御神託祭の神主奉行の為に潔斎の日となした。

できる限りの神許の範囲に預かるものではある。

御神託祭は私が一番緊張を感じる儀式ではある。

大神様の御心を正しくお伝え出来得るか否かの厳しい状況下の緊張に入る。

神々にご一任し、全託ではあるが、それが甚だ厳しい神事となるのである。

夕刻、神社参集殿に参籠するため入った。

翌２８日深夜、不思議なる夢想世界に入った。

此度の一年の御神託祭には大和協力神が一同に会する状を感応するものであった。

そして何故か穏やかにて喜々とする心でもあった。

一時間程すると目覚めを繰り返すごと、三度くらいであろうか。

熟睡はできなかったが、１時半には床を離れた。

潔斎をなし、２時より鎮魂祈念、４時より一年の御神託祭を斎行した。

審神者は相双分祠長の斎藤真由美教師が務めた。

未明の霊示のごと多勢の神々が一同に座す神庭となられたようである。

有り難きことであった。

５時３０分に修了し、結びに参列者の皆へ感謝を述べ、帰山した。

神和殿にて一千日大行の鎮魂祈念を行修し、１０時に仙台空港へ出立した。

空港ロビーで皆に挨拶をし、一路名古屋へ向かう。

１０分程遅れたが、無事に到着した。

バスにて伊勢外宮へ入り正式参拝を奉仕させて頂いた。

御垣内参拝を初めてなされる人もおり、感激されていたようだ。

私は総監等とおかげ横丁にて組紐の羽織紐を求めた。

私のささやかな楽しみの一つでもある。

皆さんとゆるりと個室で直会をなし、私も一年の御神託祭奉行について、

心の随にお話をさせて頂いた。



　　　　　　　　　平成二十八年十一月二十八日　教主

１１月２４日、祈祷殿にて特別神事を執行した。

教師等と昨日の反省の場をもった。

大分、感じるものを得たようではあるが、

『時・処・位』の深きものは未だ悟り得ずは否めずではある。

境内では松本緑舎さんが一人、造園整備作業をしていた。

地蔵庭よりの見晴らしは私の強い要望にて達成をみた。

春の桜の眺望が楽しみである。

翌２５日は早朝より巡拝し、一か月間の感謝をなした。

７時半より教職員の感謝祭を久しぶりに斎主を仕えた。

種々のみちびきを拝するものであった。

次の教職員会議では私の覚悟を改めて断じておいた。

一千日大行も百日余りとなり、私も修行を全うせねばない。

統理外等にての最大の努力を乞い希うものである。



　　　　　　　　　平成二十八年十一月二十五日　教主

１１月２３日、三陸分祠に出向した。

今日は三陸地方の布教５０周年と分祠竣成１周年の記念祭を斎行させて頂いた。

新しき神殿での初めて斎主奉仕となった。

副斎主外祭員にて大和の祈りを仕え、私は祝詞奏上のみを仕えた。

５０年の歩みへの開祖様、先達教師・役員への篤き想いを背に受けての奏上となった。

我が魂の震える祈りとなった。

式典での信仰発表、そして、唐桑や福神舞の奉納など楽しい直会となった。

私の中座後には、皆さん揃いの法被にて地元炭坑節を賑やかに踊ったようだ。

信仰の輪の楽しい時間を過ごされたようである。

東日本大震災で壊滅的大被害を受けた地域でもある。

それでも力強く生き抜いている。

信仰力の尊さを観るものであった。

これからも「上を向いて前に進む」の御教えをもって、

共に歩まねばと心するものである。



　　　　　　　　　平成二十八年十一月二十三日　教主

１１月２２日、新聞の報道にて『朴氏弾劾の動き加速』『北方四島・露に主権』

『トランプ相場人民元安』『宮城県議会・政治費不正・中山議長が辞意』

『陸自ＰＫＯ部隊・南スーダン到着』等が書かれていた。

朴氏ももう身を守ることはできない。

プーチンも何を力むのか。

トランプ相場もほどなく消えるであろう。

陸自の駆け付け警護はどうなるのであろうか。

生命のやり取りも出てくるは必定であろうを覚悟せねばない。

宮城県議も自民党会派では誰も議長になり得る者はいないのではなかろうか。

常の鎮魂行の後、祈りの間にて座すと、突然大きな地震が発生し、長い時間揺れていた。

それでも棚より落ちる物はなかった。

おさまりて一階に降り、机座に着くとまたもや揺れた。

今度は短かった。

ラジオ、テレビでは相馬、いわきに津波警報が出され、

逃げるようにアナウンスが叫ばれていた。

少し落ち着きて、８時過ぎには神社へ行き、巡拝をなした。

１０時過ぎより特別神事、御神入之儀を奉行した。

祈祷中も度々揺れた。

参列者に地震にて灯明の火を消すことがあるを予め伝えておいた。

明日の５０周年祭の気仙沼地区も案じられた。

相双分祠にても避難しているとの報が入った。

無事を祈るばかりである。

昨晩より拉致家族代表の飯塚氏等が参籠しており、今日午後より救出すべく演劇が開催される。

私は残念乍ら神事執行にて行けず、挨拶もできずであった。

お許しを願うばかりである。



　　　　　　　　　平成二十八年十一月二十二日　教主

１１月２０日、本年度の結びの行ともなる十種大行が無事に行修された。

統理外助勤者に感謝である。

『行ほど尊いものはない』の御教えを夫々の参行者が感得されたものと思う。

大変有り難い行となったことであろう。

私は行場に籠もりて、十種大行の参行者、祈願並びに慰霊の取り次ぎを言上げさせて頂いた。

左右大灯明の御明りに神象の顕現を拝するものであった。

翌２１日午前９時半より神社にて特別神事執行。

２３日の三陸分祠、布教５０周年祭の様子を確認した。

１１時過ぎに帰宅し、１２時に本庁・神光殿に向かった。

１３時より３９回目の大和の庭を開催した。

２時間程であったが、今日も口車が軽快に走った。

楽しい庭となった。

私が昔、仲人した女性も友人と参加しており嬉しいことであった。

その後、総監はじめ在庁職員を集め『仕事遂行』の指導をした。

９０歳超えの元職員の女性が奉仕されていた。

有り難きことである。



　　　　　　　　　平成二十八年十一月二十一日　教主

１１月１９日、久しぶりの雨となった。

神社にては一年の結びの行である十種大行が執行された。

昨年を上回る報告が入った。

御神託の如き顕現に感謝するばかりである。

私は朝より電話にての教導が続いた。

行中での電話は弊行するも、現状の私には仕方なき姿ではある。

統理外教師等も自らの行となし、

稔りある結びの行としてほしいものである。



　　　　　　　　　平成二十八年十一月十九日　教主

１１月１８日、今日は終日、神和殿にて行をとった。

明日より十種大行が始まる。

統理外教師等による修行となる。

私は私の与えられた行をせねばない。

電話があちこちより十数本入る。

少々うるさいがこれも詮なきなりと応ずるものであった。

職員等の細かい事は慎んで欲しいと希うものである。

夕刻に斎藤教師より力強い報告と取次があった。

明日からの十種大行に大き力を観ずものである。

頑張れ頑張れと乞い祈むものである。



　　　　　　　　　平成二十八年十一月十八日　教主

１１月１７日、朝方より忙しく指示、信者さんの相談も電話にて受ける。

会社運営の厳しきに多面的指導をした。

そして、次々と良化好転するに感謝いっぱいであった。

地蔵広場、庭園の延長工事の為に伐木をすることになり、熊川君に伐木祭をするように指示した。

更に、出店ガス設置工事も再確認した。

火祭壇も立派に舗設された。４．２メートル角の堂々としたものになった。

作務衣服行商人が突然来社し、話を聞いて２着その場で購入した。

これも人助けとなろう。

本吉町の人にて津波でやられ、今は仙台に住み、

自転車で寺社を廻って商売をしているようだ。

足も損ねて坐れないようであった。

その後、清心亭で三角稲荷そばを食した。実に味が良い。

清心亭の茶店も明るく綺麗である。

全てのメニューも美味しいとの評判である。

正月、初詣者も喜ぶであろう。



　　　　　　　　　平成二十八年十一月十七日　教主

１１月１６日、支部長宅の新築の為に地鎮祭に出向した。

斎場は強風にて案など結わえて飛ばされないように工夫をした。

供え物も飛ばされないように様々に対処をした。

祝詞も風にて難儀するもどうにか執行させて頂いた。

祭員２名にて助かりしであった。

敷地を検分し、棟梁さんも交えて諸々の助言をした。

清められし畑の大地である。

きっと良い建物が建てられるであろう。

御神導の任に工事の竣成を祈るものである。



　　　　　　　　　平成二十八年十一月十六日　教主