教主様のお言葉 - 最新エントリ |
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最新エントリ
2011/05/16
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執筆者: taiwa2 (12:00 am)
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五月十五日、午前五時過ぎより大國神社御本殿において、 岩本秀之教師の三百日修行始行奉告祭を執行した。 朝方のしばしの行なれど、通常奉務も三百日間休みなく続けなくてはならない。 体の弱い人間にはなかなか厳しいものとなる。 此度の行は、自らの反省謝罪を込めて、気力、体力、知力、胆力を身につけ、 その力を頂いて善導救済に精励する為のものである。 私も神庭踏巡拝行を続けることにした。 彼の修行の指導を兼ねてということもあるが、 私自身も頑強な体を造っていかなくてはならない。 よい仕事をするには、まずは体である。 大神様より授けらし『神庭踏み行』をもって全てを鍛えて参りたいものと思う。 「行ほど尊いものはない」の教えを一人でも多くの教職員、教信奉者が実践して、 行の尊さを体感、体得して頂きたいものである。 大和は神身成就、一切を救う大道である。 皆で行じ、生きた力を発揮してほしいものと乞い祈むものである。 平成二十三年五月十五日 教主 |
2011/05/14
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執筆者: taiwa2 (12:00 am)
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五月十二日、九州より善隣教聖主の力久隆積先生がわざわざ御来訪の上、 此度の震災のお見舞いを下された。 奥様、教主様、秘書室長の四名にて有り難きおこころを垂れ下された。 魂と魂の通い合いがある。誠に有り難きひと刻を過ごさせて頂いた。 翌日は板橋理事の運転にて、統理も同行のもと、女川の地に出向して 善隣の祈りを捧げられ、犠牲になられた方々の冥福を祈られたという。 新宗連青年会も五月十日より八人程で一週間、被災地で慰問している。 教団からは浅野教師が運転を兼ねて随行している。 私共も多面的に奉仕させて頂けるのは有り難いことである。 なかなか先に進まぬ政府の動きに少々苛立ちさえ感じている。 被災者に供与すべきは速やかに供与なし、 それから更なる道を展開してほしいものである。 平成二十三年五月十三日 教主 |
2011/05/12
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執筆者: taiwa2 (12:00 am)
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五月十日、日本宗教連盟の理事会、参議会に出席するため、 東京の増上寺会館に出向した。 増上寺は東京タワー間近の広大な敷地に鎮座されている 浄土宗の本山寺院の一つである。 会議場の会館は節電のため誠に暗かった。 新宗連関係の岡野先生、江口先生、斎藤事務局長も出席されており、 お話をさせて頂いた。 会議は予定通りに一時間半きっかりに終了した。 本年度から二年間は全日仏が議長、事務局長を担当することとなった。 私もお役を頂いてからの二年間で四回ほど出席させて頂き、 会の運営の様子がようやく見えてきたところである。 五団体の宗教協力によって対社会的に何が発信されているのだろうか。 五十年余の活動の歴史を知るために、改めて記録誌を読んでみたい。 私はかねがね思うのだが、宗教界の地位、権威が日本においては 小なるものと感じている。 現日本社会にあって、何故にそうなってしまったのだろうか。 殊に政府に対してはどうにもならぬものを感じているのは私だけであろうか。 今後の活動をもう少し見ていきたい。 平成二十三年五月十一日 教主 |
2011/05/09
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執筆者: taiwa2 (12:00 am)
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五月八日の産経抄に「母の日」について述べられてあった。 私も大変勉強になった。 母の日は米国で母に感謝する日として始まったという。 しかし日本にも古くから慈悲深い母の理想像を抱き、 母親を大事にする心を養ってきた。 「国母(こくも)さま」という言葉がある。 国母さまとは天皇の母である皇太后様を指す場合のほか、 国民の母という意味での皇后様のことも云うそうである。 以前歴代の天皇陛下に国民の生活を思いやる「民のかまど」の精神が 受け継がれてきたとも書いてあった。 天皇陛下と共に大震災の被災地を訪問されている皇后陛下にも 「国母さま」の言葉がピッタリという気がする。 こんなエピソードが載っていた。 岩手県釜石市の避難所で震度3の余震があった時、 近くにいた婦人が思わず皇后様の手を握ってしまった。 皇后様はシッカリ手をとったまま周囲に「落ち着いてください」と 声をかけられたという。 まさに国母さまである。有り難き極みである。 平成二十三年五月八日 教主 |
2011/05/07
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執筆者: taiwa2 (12:00 am)
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五月六日、約一ヶ月遅れにて神変社例年祭並びに開教祭を斎行した。 余震もなく暖かい日和の中で五時間程を皆と過ごした。 式典にては今期の責任役員十人の任命式をなし、信仰体験発表がなされた。 一人は南相馬市にて原発放射能汚染によって避難勧告を受けた方、 一人は南三陸壊滅にて家も母も亡くされた教師、 一人は南相馬市にて大國神社に三十人余を避難誘導した教師である。 夫々が熱い心で訴えた。 私の講話も入れると一時間半にも及ぶものであったが、 参加者の皆も心熱くして聴かれていた。 感動の涙あり、力強い勇気ありと、素晴らしい大和信仰者との一日となった。 我が教団も次第に変化してきている。 信仰者の話を聞く、教えを聞く人が多くなっていることに嬉しさをみるものである。 顧問、相談役の方も四月二十九日の総合役員会に引き続き参加された。 此度も祭儀が無事に修されたことに感謝である。 平成二十三年五月六日 教主 |
2011/05/03
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執筆者: taiwa2 (12:00 am)
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四月三十日〜五月一日にかけて、富山に出向した。 私の先祖が建立した寺院であるが、寺院を護持すべき規制がかなり厳しいもので、 如何にすべきかを相談に伺った。 私共のような他宗が護持の背景にあると、組内住職の中には感情的になる方もおり、 非協力的な動きに難儀幣行している。 この寺院は保積家のルーツでもあり、大和教団にとっても 歴史を語る上で重要な寺院なのである。 前日の理事会においても正式に本教崇敬護持寺院として審議議決された。 神々が護持せよと申されるには私共の計り知れぬものがあるのかもしれない。 ハードルがいかに高くとも、諸々の問題は必ず解決していくものとの信念にある。 新役員の方との夕食会は大変なおもてなしを賜った。 良き人との時間は誠に楽しいものであった。 富山の方との御縁が大きく広がり、 地域の皆様の交流の場となり得る寺院となればと願うものである。 そのためにも改修工事の計画も立てなくてはならない。 経済的にも難問山積みではある。 平成二十三年五月二日 教主 |
2011/04/30
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執筆者: taiwa2 (12:00 am)
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四月二十九日、理事会並びに総合役員会が開催された。 理事十一人の内、信任五人となった。 理事も若返り、熱気が漂ってきたようだ。 二時間の内容の濃い理事会になった。感謝である。 引き続き総合役員会が開催され、こちらは六十人余が出席し、 二時間半に及ぶものであった。 今回は政界の顧問・相談役の先生方もお呼びし、九人の方が出席された。 此度の大震災に対しての行動で、私共の知り得ぬ情報をたくさん頂いた。 何れにしても一日も早い復興・復旧・救援がなされなくてはならない。 この厳しい世情にあって、大和宗教はどのような姿で善導救済ができるのか。 真剣にその方向性が討議された。 その上に立って、支部組織の構築、大和の庭の普及活動を展開することとなった。 このような時だからこそ、生きた宗教活動をしなくてはならない。 物心両面の安心を図るために大和の信仰を更に深く悟證して頂きたいものである。 平成二十三年四月二十九日 教主 |
2011/04/21
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執筆者: taiwa2 (12:00 am)
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四月十九日、新宗連理事会に出席するため、 車にて東京の妙智会教団さんに向かった。 道中、薄気味悪い天候の流れがあったが、東京は陽射しが出ていた。 到着後、まずは参拝を申し上げ、此度の震災にて 殊のほかのおこころを賜りし諸先生方にあらためて感謝を申し上げた。 優しく温かい気に包まれる想いであった。 会議前にも御礼のご挨拶をさせて頂ける場を賜り、重ねて感謝を申し上げ、 震災の状況を少しお話しさせて頂いた。 新宗連の諸先生は心温かき人ばかりである。 宗派を超えてのこの会が日本宗教だけでなく、 世界宗教をも融合融和させてゆく力となるであろう。 我が教団も此度の御恩に報えるためにも、 会運営のよろしきに努めなければならない。 帰路も天候不順にて、仙台に入ると曇っていた。 明日は理事の一人の葬儀もある。辛きことである。 平成二十三年四月二十日 教主 |
2011/04/17
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執筆者: taiwa2 (12:00 am)
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四月十五日、大和拝三法の映像鑑賞と修正の打ち合わせために神社へ上った。 整備事業の一つである神庫の大屋根が葺き上がっていた。 青緑の百坪余ある大屋根である。実に美しい。 しばし見とれるばかりであった。 地震の災いは何一つ受けずに竣工させて頂いた。 御神助に感謝するばかりである。 震災被害の中に一つの光明を観る想いであった。 打ち合わせ後、山野草公園に入る。 可憐な花弁をつけたカタクリ草が美しく咲き乱れている。 そんな中に白い花弁をつけたカタクリ草を見る。 今年も咲いて頂いたかと感慨深いものがあった。 イワウチワはピンクと白の花をつけていた。二種あるのは珍しいという。 一時間程散策をして、心地よい汗を流した。 余震のある中のひとときのくつろぎであった。 地震の時は山が大揺れに動いていたという。 そんな中でもその季節が来れば植物は一生懸命に生きて花を咲かせる。 その強さを学び、復旧・復興に励まなくてはならないと心するものであった。 平成二十三年四月十六日 教主 |
2011/04/16
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執筆者: taiwa2 (12:00 am)
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四月十四日に十五歳未満で初めて法的に脳死と判定された少女から提供された 臓器の移植手術が全国五病院で行われ終了した。 東北大学病院でも肺を女性に移植したと報道された。 我が教団の教えから云えば背反行為となる。 自然生命体の一部である人間だけが、科学進歩の力にて他人の臓器を移植してまで 己の生命を保持することは自然生命体の摂理に叶うものであろうか。 自らの力で食べることもできず、まして呼吸することもできない身を、 過ぎる力にて保持することは如何なものかと考えざるを得ない。 生命の営みは厳しきものでもある。 人間だけが許されるべきとの考えは慎まなければならないと私は思考する。 小なるものの調和は破壊への道となる。 大なる宇宙、自然の営みの大調和こそ永遠の栄えの基である。 科学技術、医学技術の進歩も大調和をもって究学してほしいものである。 平成二十三年四月十五日 教主 |